AWS認定 クラウドプラクティショナー試験に向けての準備(後編)
クラウドプラクティショナー試験に向けて学習すべきポイントと方法
2019年7月3日、クラウドプラクティショナー合格しました!
実際に受験してみて、個人的に思う特に学習すべきポイントを挙げると、下記3点でしょうか。
これらを覚えるための学習リソースは、以前記事にも一部記載しましたが、最終的に下記のラインナップでした。
- AWS Cloud Practitioner Essentials(Eラーニング)
- ホワイトペーパー(サービスの概要、Well-Architected-Framework、料金表の仕組み、セキュリティのベストプラクティス)
- AWSクラウドデザインパターン
[AWS-CloudDesignPattern] - AWS Black Belt Online Seminar
[AWS 認定クラウドプラクティショナー取得に向けて] - 模擬試験
※前回の記事
polar-bear-tech.hatenablog.com
一応、AWSの利用経験は2年程度ありましたが、準備期間として要したのは1カ月未満でした。決して高すぎるハードルではなく、しっかり準備すれば合格できる難易度に感じましたよ。
ただ、ナメてかかって落ちても1万円かかりますからね・・・
以下より、詳細なポイントと学習のための関連資料を書いていきますので、受験の参考にしていただければと思います。
※以下で紹介するのは、あくまで個人的に重要と考えたポイントであり、出題傾向を示唆するものではありません。
また、AWS認定の規約に則り、具体的な問題の内容などは記載していません。
AWSサービスの概要について
「〇〇ができるサービスはどれしょう?」
「××のとき、使用できるサービスはどれでしょう?」
といったサービスの内容や用途を問う出題があった場合には、知っていれば答えられるので、確実に答えられるようにしたいです。
サービスの概要を覚えるには、AWSサービスの概要のホワイトペーパーを読みながら、記載しているサービス名で検索してブログ記事を漁り、「~を使ってみた!」みたいな情報を見ていくと覚えやすいです。
あと、EC2などの主要サービスに関しては、概要からもう一歩踏み込んで、スポットインスタンス・リザーブドインスタンスの特徴とかも抑えたほうがいいと思います。
責任共有モデルについて
AWSの各種サービスを使用するにあたり、セキュリティ・コンプライアンスにおけるAWS側とユーザー側それぞれの責任範囲を定めたものが「責任共有モデル」です。
試験ガイドに「セキュリティ」分野が出題されるとあるため、覚えておいて良いポイントだと思います。
何がAWSの責任範囲で何がユーザーの責任範囲かを判断できるように、ホワイトペーパー「セキュリティのベストプラクティス」の記載を読むと、サービスレベルごとにどの層までが誰の責任範囲なのか図であらわされているので、覚えやすいです。
公式ページにも概要図があるので、参考になるかと思います。
クラウドサービスのメリットについて
試験ガイドに「クラウドの概念」分野が出題されるとありますので、オンプレミスとクラウドの違いや、クラウドサービスの特徴・メリットがポイントになります。
例えば、クラウドサービスの特徴として「伸縮性」と言われるものがありますが、説明できるでしょうか。
「伸縮性を活かした設計をするには、どんなサービスが使えるのか。」
こんな問題が出題されたとしても答えられるように、どんな特徴(敏捷性、伸縮性...etc)があって何が良いのか(コスト面、パフォーマンス、セキュリティ...etc)を把握しておく必要があります。
こういったクラウドサービスの特徴やメリットは、AWS Cloud Practitioner Essentials(Eラーニング)の「AWSクラウドの紹介」セクションで話されたり、各ホワイトペーパーで度々触れられているので、資料をある程度読んでいけば覚えられるかと思います。
あとは、主要なサービスであるEC2を実際に触ってみるとか、またはクラウドデザインパターンのサイトを参考に、どのような使われ方をするのかを知ることが理解への近道だと思います。
最後に
受験する前は、AWS試験のレベルがどんなものなのかわからず、不安が大きかったですが、準備資料をちゃんと頭に入れれば合格できる!ということがわかりました。
これから受験を考えている方々には、参考にならずとも応援になればと思います。